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連作・鳩を轢く 

今日も、駅から徒歩18分の我が家を出て、駅に向かう。
15分ほどでスーパーの前を通り過ぎる。
いた、大量の鳩たち。
むずむずするのだが、しかし。
猛スピードでそこを突っ切れるほど、わたしは若くない。

今日も何食わぬ顔で駅に向かう。

at 01:18, 虚無, うそばなし

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I (can't stop) change the world

私の家は古いアパートメントである。
'60sパリジャンの雰囲気漂うような、そう、アパルトメントである。

その瀟洒なアパルトメントには、ひとつだけ問題がある。
それは、ドアーののぞき窓が人の目玉なのだ。
それだけではない、トイレのドアについている採光のための小さなガラス部分も人の目玉だ。
小さな丸い窓は全て人の目玉で作られているのだ。

最初は驚いて肝を冷やしもしたものの、慣れてしまえばなんのことはない。

at 23:12, 虚無, うそばなし

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con you mourn me?

先にお断りしたいのは、タイトルの文章は文法的におかしいのだということは分かっているということです。
でもわかんないじゃん。英語圏ではそういう云い方するのかもしれないじゃん。

夏の夜は暑くて、東京の夜は湿っている。
つまり、東京・夏・の夜は暑い上に湿度が高いという。
下着が肌に張りついて、さらにその隙間を汗がつたっていく。
ブラのホックと、背骨の通る窪みの隙間。デッドスペース。
そこを、汗じゃないものが通り抜けたのが分かる。
わたしはいとおしく、同時にうとましく思う。
その正体は、リスである。
正確にいうと、リスのような、もっとずっと小さい生き物。
その小さい生き物が7匹ほど連なって、わたしの背中がまるでウォータースライダーであるかのように滑り降りていくのだ。

早く冬になればいいと思う。冬になればその生き物たちは死滅するに違いない、と今は思うから。
あんな小さな生き物が、冬を無事に生きられるわけないのだ。
東京の冬は、湿度が高いまま寒いので、すごくいやらしいのだから。
あのきんきんに冷えた空気が早くやってくればいい。
わたしはぐっすり眠りたいし、かわいいコートや本気のブーツで歩きたい。
ホットコーヒーもおいしい。

小さな生き物が、はらってもはらってもまとわりついてくる。
あいつらがこの部屋のあちこちに巣を作っているのかと思うとうんざりするのだ。

パスタの茹で汁をかければ駆除できるのではないか、と思っている。

at 02:20, 虚無, うそばなし

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新宿コマ劇場前―始発を待つ

よく分からないが新宿で遊んでいたらいつの間にか終電を逃していた。一緒に遊んでいた筈のユミたんや中田君やハルミ、ナオたちはどっかに行ってしまっていた。携帯の充電も切れている。なので今、何時かもよく分からない。空が真っ暗なので多分まだ真夜中だろう。
そばには若い男がいて、缶コーヒーを飲んでいる。白い缶、カフェオレ。
キャップをかぶっているその男はこちらを見ることがない。真っ黒な空をただただ見ているようだ。
この男は一緒に遊んでいた一群にいたのだろうか。覚えていない。喧噪の時間のこと、踊りとか酒とかカラオケとかのこと。猥雑に凝り固まり、またほどけ、
「始発まで時間ありますね」
男が云った。話しかけてきた。

始発を待つ間、わたしと男は三本ずつ缶コーヒーを飲み干し、話をした。24時間営業の喫茶店にも入らず。他愛のない、というよりもっととるにたらないもの。些末な日常茶飯や、ブラックホールや、ブルガリの香水について。
駅に向かう頃には空はうすい青になり、真夜中の藍色や日光のオレンジなどと層をなしていた。
男の履いているスニーカーの色はそのオレンジ色に近かった。
「夜明けが早くなりましたね」

at 00:57, 虚無, うそばなし

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連作・鳩を轢く 

自転車でスーパーの前の道を通る。駅前にあるビルへと続く道。
遊歩道的な?いいえ。車道と、車道外側線と、歩道。
そこの歩道には、いつも大量の鳩がいる。
スーパーに入っているファーストフード店の食べかすを求めているのだろうと推測する。

わたしは、その鳩の群れを。
その中の一羽でもいいのだけど。

自転車で轢き殺すことを、よく想像する。

at 00:42, 虚無, うそばなし

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やえこのこと

やえこは糖尿を患っている。甘いものを食べるのがすきだったわけではない。いまやそんな理由で糖尿を患う人の方がすくない。やえこは油っぽいもの、味の濃いもの、アルコール(特にビール)がだいすきなのだ。
やえこは、よく食う。朝からとんかつ定食をぺろりと食べる。その日「胃が痛い」なんて一回もいわない。朝:とんかつ、昼:二郎で野菜少なめ、夜:ビール・シーザーサラダ・ペンネアラビアータ。ある日の献立である。これは「ふつう」か「やや多い」にカテゴライズされる量の食事だ。
しかし、やえこはやせている。やせているのだ。腰がきゅっとくびれていて、おしりもちいさい。脚もほっそりしている。やや大げさに言えば「ポキンと折れてしまいそう」なくらい細い。脚と腕。特筆すべきは、それでいて胸がやや大きいということだ。いいからだをしている。
やえこはしかし、「やせの大食い」という言葉が信じられない。
これだけ食べても太らない自分がおそろしい。咀嚼し、流し込んだ大量の食べ物はどこへいっているのか?食べても太らない自分。エネルギーはどこへ消費されているのか?
太るだけの食事をして、その通りに太っている人たちを「ただしい」とやえこは思う。
流し込んだ食料が、今日も「目に見えないどこか」へ運搬されていく。やえこの感知しない場所へ。
自分には穴が開いているのだろうか。自分の健啖家ぶりは、その穴を埋めようとする営為のようだと、やえこは思う。
穴を塞ぐために埋めるために、やえこは食べ、そして糖尿を患った。

at 01:45, 虚無, うそばなし

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イチジクジュースを飲み干すふり 

そんなふりをするのは、イチジクが口に合わないからだ。一気に飲み干さねば。口腔でイチジクを転がすのには堪えられない。そんなふりをするのは、少しでも時間を稼がねばならないからだ。何もすることなく、私から一言も発することなく、この場を逃れなくてはならないのだ。
もう一杯イチジクジュースを、と注文する。なぜイチジクなのか。この店にはイチジクジュースくらいしかまともに飲めるものがないのだ。コーヒーはどろ水だし、オレンジジュースは夕日を反射した海の水である。
隣の席では、太った女子高生が友達とと話している。
反対隣の席では、就活中の女子がコーヒースプーンを噛んで、歯をかちかちいわせながら喋っている。
どちらかというと就活女子の方が癪に障る喋り方をする。パンプスのストラップに肌色のパンストがたるんで、のっかっている。

しかし、今は人の事よりも自分の会話に気を張らなければならない。
私の前に座っているのは、生き別れた父である。私が6つの時、母を捨て蒸発した。母はノイローゼになり、私も心を閉ざして育った。
その父が昨日帰ってきた。
聴けば、女ができたとかではなく、仕事からの帰り道に誘拐されたのだという。

そんな話信じられるだろうか。金満家でも重役でもない父を誘拐する事に何のメリットが?
現に、私の前に座っている男は父ではない。顔はそっくりだが、その下の骨格が別人なのだ。きっと整形手術を施されているに違いない。
窓の外に目をやれば、本当の父がこっちを物凄い形相でにらんでいる。顔こそ父ではないが、あれこそ父である。父は対人恐怖症で閉所恐怖症で醜形恐怖症なので、こういう店に入る事が出来ないのだ。
 

at 02:36, 虚無, うそばなし

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憂う雨

雨が降っていたので、昨日買った傘をさして歩いた。
職場までは歩いて、バスにのって15分。そこからまた歩いて7分。
絶え間なくなり続ける電話に応対すると、午前の業務は終わる。
なかよしの同僚・アミちゃんとお昼ごはんを食べる。

午後の業務をこなしながら考える。
と、いうか忘れない記憶が頭をしめつけているようである。
雨の日はいつもそうだ。気圧。頭痛を誘う感じの。
そういえば今日はアミちゃんもどこか具合が悪そうだ。

姉のことを考える。

ふと外を見れば雨はやみ、うっすらと晴れ間すら見えた。
それでわたしは買いたての傘を忘れてしまった。
職場に引き返して傘立てを確かめてももうない。

くやしかったので実家に電話をかけた。
「傘を買うから仕送りを頂戴」 

at 03:44, 虚無, うそばなし

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